【釣り】錘の号数、オンスって？グラムの換算表

釣りには、様々な単位がありますね。

長さを表す単位には、CM、ft（フィート）、inch（インチ）、尺、寸、ヒロ、海里（釣りでは使わないですが・・）など。

重さの単位も、グラム、号、オンス、ポンドなど様々。

今回は釣りに使う重さについて紹介します。仕掛け作りにも使える換算表も掲載します！

メートル法、ヤード・ポンド法、日本の尺貫法

重さや長さを表す単位には、国や地域にによって様々な表し方がある。

簡単に紹介します。

ヤード・ポンド法

もともとはイギリスで使用されていた単位で、現在はアメリカを中心にミャンマー、リベリアのみで使用されている単位です。世界ではメートル法が主流ですが、アメリカで使用されていることもあり現在でも残っている単位です。

長さの単位には、インチ、フィート、ヤード、チェーン、ハロン、マイル。

重さの単位には、グレーン、ドラム、オンス、ポンド、ストーン、クォーター・・・。

もともとはイギリスで使用され、大英帝国の支配下に広まった。その後、メートル法に取って代わられたが、一部残っているケースがある。

石油のガロン、テレビの画面サイズやタイヤのホイールのインチ。スポーツでは、ボクシングのポンド、ゴルフのヤード、野球の塁間の距離の基準など、各所に名残がある。

釣りでは、針のサイズにインチ、ロッドの長さにフィート、重さにオンス、ラインのきょーどにポンドなどが使用されている。

メートル法

メートル

18世紀フランスで制定され、19世にメートル条約により世界基準となった。しかし、アメリカが普及に努力をしていないため世界基準とは至っていない。イギリスも国内ではヤードポンド法を使用し、海外向けにはメートル法を使用するという使い分けをしている。（しかし、アメリカのヤードポンド法とは一致していない。）

日本ではそれまで尺貫法であったが、明治期にメートル法を取り入れた。

ではメートルの基準は何でしょうか。

メートルは北極点から赤道までの子午線長の「1000万分の1」として定義されている。つまり、地球の円周の4分の1が1万キロメートル、1周が4万キロメートルとなる。（もちろん、地球は正確な球ではないため誤差はあるが。）

グラム

一方の重さも、このメートル法により定められた。1立方デシメートルの水の質量を基準として、1キログラムとして定めたのです。

つまり、1リットルが1キログラムとなる。

尺貫法

日本に昔からある単位に「尺貫法」があります。長さを「尺」、重さを「貫」で表します。

東アジアで広く使われています。おそらくは漢字圏で広まったのではないでしょうか。ちなみに「貫」は日本のみで、中国では「斤」となるようです。

長さの単位としては、寸、尺、丈、間、町、里。

重さの単位としては、匁、両、斤、間、。

尺貫法は地域や時代によって変化し、10進法ではなく60進法であったりと複雑になります。

現在、日本では計量法によって、取引や証明書には「尺貫法」ではなく「メートル法」を使用するように定められている。しかし、黙認されてたり、慣習で残っている部分もある。

釣りの重さの換算表

号数と尺貫法とグラム

ナス型錘など、錘では号をよく使います。

号の場合は、「1号＝3.75g」を基準にします。

尺貫法は釣りでの重さの単位としては、あまり見かけません。

実は、号は尺貫法の匁がもとになっています。つまり、「1号＝1匁＝3.75g」となります。

オンスとグラム

オンスはバス釣りやルアーフィッシングでの重さに使用されます。

オンスは、「１オンス（oz）＝28g」を基準にします。

換算表

ここでは、号、オンス、グラムを換算表にしてみます。

※1oz＝28gとして計算しています。

号	グラム		オンス	グラム	オンス	グラム
1	3.75		1/96	0.3	5/16	9
2	7.50		1/64	0.45	3/8	10.5
3	11.25		1/32	0.9	7/16	12
4	15.00		3/64	1.3	1/2	14
5	18.75		1/16	1.8	5/8	18
6	22.50		1/16	2.2	3/4	21
7	26.25		3/32	2.5	7/8	24
8	30.00		1/8	3.5	1	28
9	33.75		3/16	5	1.5	42.5
10	37.50		1/4	7	2	57

気軽に確認できるアプリも

ⅰOSの場合

「釣り師の単位変換」

見やすいデザインで重さ、長さ、ラインの太さの単位変換をサポートしてくれます。

androiの場合

「釣り単位変」

釣りで使う糸(ライン)やオモリ(シンカー)の各サイズを、ポンドやグラム単位に変換できます。 フィート・インチ・ヤード換算もできます。

最後に

いかがだったでしょうか。釣り人からは、「早くメートルとグラムに統一してくれ」という声が聞こえてきそうです。私も常々、頭の中で変換しながら釣り具屋の中をグルグル歩き回っています。

しかし、ヨーロッパ、アメリカ、日本の文化が混ざり合った結果でもあります。

釣り特有の単位に触れることも、釣りの醍醐味かもしれません。