2022年1月。沖メバル釣りで岩手県岩泉町小本へ向かいました。このエリアは良型の通称「板メバル」が釣れると有名です。
ここでは沖メバルの釣り方と、釣果報告をします。
目次
赤い魚は美味しい魚
今回のターゲットの沖メバルは、正式名を「ウスメバル」(薄眼張)といい、水深50m~150mほどの岩礁地帯に生息しています。岩手では通称「メガラ」とも言われます。似たような「赤い魚」と同様、美味しい脂が乗ります。煮つけにすると大変美味です。
他に釣れる似たような魚に、「パンダメバル」(ウケグチメバル=受口眼張)という魚もいます。こちらもとてもおいしい魚です。
タックル情報
【ロッド】250号に対応でき、長めだと楽
岩手県沖の沖メバル釣りは、場所によるが150号から250号の錘を使用します。今回の小本エリアは、水深150m~200mなので錘は250号を使用します。そのため、ロッドも最低250号を背負えるものを用意します。
沖メバルの釣りは、針数は6本から12本くらいになります。同乗者とのオマツリを避けるため、仕掛けの投入を揃える場合が多いです。投入に失敗すると、そのターンは「休み」になります。そのため船べりにマグネットを設置し、仕掛けを投入する前に絡まないようにします。
ロッドが長いと仕掛けの扱いが楽になり、取り回しがよくなります。
【リール】置き竿になるので、大は小を兼ねる電動リール
水深150m前後、錘250号を使用するので、リールは電動リールを使用します。
PEラインを最低4号300m以上巻くので、シマノだと3000番以上、ダイワだと500番以上あると安全です。試しに、シマノのプレイズ1000を使ってみたこともあります。それくらいの番手で出来ないこともないですが、やはり大きい番手の方が安心です。
【仕掛け】自作で釣れると喜びも倍増!
〈針数〉6本から始めて、余裕があれば増やしてみましょう
今回は良型狙いで、根掛かりも怖いので針数を抑えながら始めました。
針はムツバリ18号です。普通、沖メバルの釣りでは15号前後を使用しますが、サイズアップを狙って針も大きいものにしてみました。
市販品を載せますので、参考にしてみましょう。
〈ライン〉幹糸、ハリス、捨て糸の関係
今回のラインの太さは、幹糸は12号、ハリス5号、捨て糸8号で揃えました。
沖メバルの釣りは、どうしても根掛かりを覚悟しなければなりません。オモリが掛った場合、何度か揺すってみることで抜けることがあります。逆に針が掛かった場合は、外すのは難しいです。根掛かりした時は、出来るだけ損害を抑えたいものです。針やオモリが掛ったときに、幹糸が切れないように号数を設定します。
沖メバルだけなら、ハリスは2~4号で十分です。しかし、タラやソイが釣れた時に心配なので、少々太いですが5号を使用します。ハリスを基準に、幹糸を決め、その間の号数で捨て糸を決めます。
次は、ハリスと捨て糸の長さについてです。
市販品の仕掛けは、ハリスの長さが30~50㎝のものが多いです。しかし私の場合は、ハリスの長さを20㎝にしています。ハリスが長いと、根掛かりの可能性が高くなります。また、針数を増やしていくと、仕掛け全体の長さが長くなりすぎます。しかも経験上、長い方が釣れるというものではないと思います。
捨て糸は1ヒロ(150㎝)くらいは取ります。ハリスの根掛かりを防ぐ意味でも、捨て糸の長さは重要です。もし、それでも根掛かりが多発するのであれば、さらに捨て糸を長くしてみましょう。
〈オモリ〉周りと合わせましょう
オモリの号数は、船頭さんからの指示がると思いますので、従うようにしましょう。おおよそですが、水深にプラス50号~100号ぐらいになります。今回は水深150~200mなので、オモリは250号で統一でした。
オモリの換算の参考にはコチラ!
さらに根掛かりによるロストに備え、オモリは数個準備しておきましょう。オモリは消耗品ですが、決して安くはありません。私がいつも購入しているのは、秋田県にある「有限会社 富士工務店」さんの「高速沈重【エコ鉄】」という商品です。鉛ではなく鉄製で環境負荷も少なくなっています。楽天市場にも鉄製オモリがありましたので載せておきます。
仕掛けの投入にもルールがあります。針数の多い仕掛けには「オマツリ」がつきものです。オマツリを防ぐためにも同時、もしくは順番に投入しましょう。そして投入時にもたついていると、投入できず、そのターンは「休み」になります。同乗者の迷惑ならないようにしましょう。
釣り方
根掛かりを防ぎながら底を攻める
沖メバル釣りは、根掛かりとの戦いでもあります。根の緩いポイントで釣果が悪いと、釣れることを期待して根の厳しいポイントへ移動していくことがあります。どうしても根の荒いポイントの方が釣れそうな気がしてしまいます。
沖メバルな海底に生息し、上から落ちてくる小さいベイトを食べているようです。タナ(魚がいる層)は、底から15mです。活性がいい時は20m以上まで上がってくることもあります。
仕掛けを投入し、オモリが底を付いたら1m程巻き上げます。船は、群を通過するよう前後に移動します。それに伴い水深も深くなったり浅くなったりするので、小まめに底取りをします。気を抜くと遥か上層に仕掛けが浮いていることもあるので、周囲して底を取りましょう。
多点掛けを狙いつつ、欲張らず
アタリがあると、竿先がビクビクとなるので分かります。掛った魚は大抵潜っていきます。ラインが伸び根掛かりすることがあるので、リールを2,3回巻き上げます。沖メバルは体力がないのか、初めのビクビクだけで引きは止まります。その後のビクビクしたアタリの数で、何匹かかったかが分かります。
一度に何匹もかかるので、手返しをよくするためにも「針外し」が重要です。
針の数だけ魚を掛けたくなります。針全てに魚がかかることを「満貫」と言ったりします。しかし罹ったのがソイやタラだと引きも強いため、ラインが切れたり根掛かりの可能性が高くなります。あまり欲張らずに多点掛けを狙ってみましょう。
たくさん釣れたら、保存用の氷も大事です。
ゲストも楽しめる
五目釣りに近い釣りなので、外道も豊富です。
この時期の大物の外道としては、「タラ」が釣れます。重さが圧倒的なので、釣りごたえも十分です。
そして引きの強い外道としては、「ソイ」が釣れます。ソイは引きも強いので、ラインが切られる危険があります。大きいサイズは食べても美味しいのです。
釣果動画
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