紅葉色付く絶景を進むSL銀河。
車両の老朽化により、2023年春で運行終了が決定してしまいました。残り少ない撮影チャンスのSL銀河を、ドローンで空撮しました。
釜石市「陸中大橋駅」、遠野市「めがね橋」「岩根橋」を中心に撮影しています。
目次
まるで、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の世界
戦前の1940年に製造され、1972年までの32年間に渡り活躍した蒸気機関車「C58形蒸気機関車239号機」。
車体は、引退後に長く保存展示されていました。その後、2014年に「SL銀河」として復活運行されました。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜」』をイメージし、釜石市から花巻市の間を運行しています。(もともと、宮守川の「めがね橋」をモチーフに『銀河鉄道の夜』が出来たわけですが・・・)
陸中大橋駅・鬼ヶ沢橋梁(釜石市)
陸中大橋駅は、釜石鉱山の入り口にある駅です。渓谷の中をUターンするように線路が敷かれています。
ここでの見どころは、山間のトンネルとトンネルの間にある鉄橋「鬼ヶ沢橋梁 」です。
森林の中に掛かる赤い鉄橋を、煙を吹いて走る漆黒の車両。
それを見上げる上空にあるので、とても美しい名所です。
岩根橋(遠野市)
猿ヶ石川と達曽部川の合流地点に掛かる「岩根橋」。
川に掛かる岩根橋を走るSL銀河を、ここではまじかに見ることが出来ます。
通常の撮影ポイントは、道路わきの駐車スペースから線路を挟んで川の方を向きます。
ここから飛ばすドローンからの景色は、川を挟んで山をバックに線路を撮影します。
川を煙を出しながら並走する車両を撮影しました。
「恋人の聖地」めがね橋(遠野市宮守)
そして最大の撮影スポットは、「こう人の聖地」として有名な「めがね橋(宮守川橋梁)」です。
遠野市宮守町に流れる「宮守川」に掛かる「宮守川橋梁」は、宮守駅と「道の駅みやもり」の間に位置します。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のモチーフになった橋です。
この日は、釜石行きの下り線。宮守駅に着いた車両は、10分ほど停車します。
最高の撮影所にスタンバイする人々は、駅で停車している車両から気配を感じます。そして、直前の踏切で鳴らす汽笛が聞こえてきます。
ドローンでの撮影では、めがね橋とSL銀河を俯瞰して撮影しました。
また、夜になるとライトアップされます。
残念ながらドローンは夜間の飛行を禁じられています。
別で撮影したライトアップされためがね橋です。
使用したドローン
今回使用したドローンは、DJI社製のMini2という機種です。
現在は後継機のMini3が発売されています。
200g未満のトイドローンの範疇にあり、2021年10月現在、航空法の適応範囲外になります。
ローンの入門製品ですが、GPSが装備されているので自動帰還機能が搭載されているのは心強いです。
動画はコチラ
今回撮影した動画はコチラです!
おわりに
今回撮影したのは10月末になり、紅葉がピークが過ぎてしまいました。
次回はもっと紅葉が映える時期に撮影をしてみたいです。
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