わずか3週間の限られた解禁期間。しかし、魚影が濃く管理が整っている大志田ダム「菜魚湖」。今回は単独の釣行を記録します。
目次
雪辱を晴らすため単独での釣行
2月となり岩手県にも一番冷え込む時期が到来しました。
実はこの2日前、岩洞湖でワカサギ釣りに行ってきました。しかし、釣果は一桁・・・。
その雪辱を晴らすため、今回は菜魚湖に来ました。月曜日だったこともあり、今回は一人で行ってきました。
一人でテントを設営して、一人で釣りをして、一人で調理師ご飯を食べる。一人という孤独感もありましたが、ソロキャンプのような楽しみもありました。
今回は、そんなワカサギ釣りの釣行記録です。
岩手県で氷上釣りが可能な「菜魚湖」
岩手県で氷上釣りが可能な湖は2つあります。
盛岡市薮川の「岩洞湖」
岩洞湖は本州で最も気温が下がる薮川に位置します。今年もマイナス22℃を記録し、まさに極寒の地です。
岩洞湖は釣りのポイントもたくさんあり、多くの釣り人で賑わいます。
しかし、私も大好きな岩洞湖にも難点があります。
湖面が広く、ワカサギの群れから外れると釣果も残念なものになります。そんな私も、直前の釣行では一桁に終わりました。
一戸町大志田ダム、通称「菜魚湖」
菜魚湖は一戸町にあるダム湖の通称です。
名前の由来は、湖がある奥中山高原が高原レタスの産地であり、ヤマメなどの川魚が豊富にあることから付けられたそうです。公募で決まったようですが、奥中山在住の主婦の方の案でユニークなネーミングになってます。
平糠川を堰き止めてできたダム湖です。最寄りの駅は奥中山高原駅、旧奥州街道や国道4号線の最高地域でもあります。
氷上ワカサギ釣りの道具
菜魚湖での釣りにも、一般的な氷上ワカサギ釣りの道具が必要です。
きちんとした防寒着はもちろん、テント、穴あけドリルもマストです。
簡易的ですが売店も設置されています。売店では仕掛けや、エサなどの消耗品のみです。ちなみにエサは1袋200円、仕掛けは1個300円でした。
竿やリールなどはありませんので、あまり売店を頼りにはせず準備をしましょう。手持ちに釣り道具がなければ、事前に予約して一式をレンタルすることもできます。
駐車場が先着順で近場から埋まっていきます。時間によっては湖まで遠くなり、かなり歩くことになります。
ワカサギ釣りは、テントなどの道具も多くなりがちなのでソリを準備すると楽になります。
釣り方のコツ
ワカサギ釣りでは仕掛けのチョイスや誘い方、エサの付け方など釣果を上げるための要素が様々あります。
しかし、何よりも大事なのは場所選び、ポイント選びです。
頑張って穴を開けテントを張り、いざ釣り開始。しかし仕掛けを投入したら水深が3m!、なんてことになったら再び移動をしなければなりません。
まずは一つ穴を開けたら水深を図ることが大事です。
魚探を使うと便利です。高価なものでなく1万円以下の製品でも、水深を測るだけなら大丈夫です。
もちろん高機能品も。
もし魚探が無くても、オモリだけ付けたラインを垂らすだけでも水深は分かります。
ひと手間ですが、テントを張ってから移動するよりはマシです。
氷上釣りのルール・注意点
アイスフィッシングとも呼ばれる氷上釣り。
普段釣りをしない方や、家族連れのレジャーとしても楽しめるのがワカサギ釣りです。
しかし、極寒の地で非日常的な環境下での釣りならではの注意点があります。
詳しくは漁港HPにも掲載されている文書を一読しましょう。(http://www.nanako-wakasagi.com/)
いくつかを紹介します。
禁止区域は守る
菜魚湖は上馬淵川漁協が管理しています。氷上釣り解禁も、組合が氷厚調査をして判断しています。
危険な区域はロープが張られています。事故があったら自己責任ですし、絶対に立ち入らないようにしましょう。
氷の穴は15㎝以下
ドリルで開けた穴は、翌日に必ず埋まるとは限りません。
大きく開けすぎると、氷に足を落とす危険があります。また、再び凍るまでに時間もかかります。
大きすぎる穴は開けないようにしましょう。
一般的に販売しているアイスドリルであれば大丈夫だと思います。
火を焚かなくても喚起を
この季節になると必ずニュースに上がる、ワカサギ釣りの一酸化炭素中毒。
極寒の中での釣りでは、調理のためや暖を取るためなどで火を焚きたくなります。
しかし、密閉されたテントの中には一酸化炭素中毒の危険が付きまといます。
一酸化炭素(CO)中毒の最初の症状は風邪に似ていて、なかなか気づき
にくく、次第に頭痛、吐き気がしてきて、手足がしびれて動けなくなり、重症になると、人体に強い機能障害を起こしたり、意識不明になって死にいたることもあります。
日本ガス石油機器工業会HP https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/co/index.html
テント内で使用する際には最大限の注意が必要です。
一酸化炭素チェッカーなども市販されていますので活用していきましょう。
極寒で食べる食事は身に染みる
氷上での食事は暖も取れるし、アウトドアの楽しみも増してきます!
今回は手軽なアルミの鍋焼きを作りました。
ローソンの鍋焼きホルモン「ローホル」
まずは鍋焼きホルモンです。
ローソンで売られている「冷凍ホルモン鍋」は、キャンパーから「ローホル」の愛称で親しまれています。
濃い目の味付けで、野菜や麺を追加で投入するのもお勧めです。
鍋焼きうどん
もう一つは鍋焼きうどんです。
知るまで食べれば体が温まります。
テントの中は、外に比べれば風を防げます。それでもこの日は0度を上回ることはありません。
暖かいものを食べれば体の芯から温まります。
釣果はいかに・・・
無事テントを設営し、釣りのスタートです。
水深は6.7m。
とりあえずここで始めて見ましょう。
仕掛けはVARIVASの7本鈎を使いました。
スタートして数秒でアタリが来ました。
これは幸先がよさそうです。
その後もコンスタントに釣れ続け、最終的には53匹釣れました!
釣行動画
今回の釣行を動画にしました。
良かったら参考にしてください。
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